東海道53対 原  広重 画

歌川広重、歌川国芳、三代歌川豊国の三人で描いたシリーズです。
原を担当したのは広重。
竹取物語は日本最古の物語。光り輝く竹の中から生まれた、かぐや姫
の物語です。
現在の富士市から原にかけての伝承とされていますが、広重は原の
物語として描いています。
かぐや姫は家の中にいて、翁の様子を見守っています。
翁はどこかに出かけるのでしょうか、菅笠を持って竹格子の門から外を伺っています。昨夜来降ったのか、小屋根や竹笹には雪が積もっています。